営業から異業種への転職レポート。
今回は24歳男性、ソフトウェア営業の方。
24歳ということなので同じゆとり世代を代表して語っていただきました。
転職体験談
コンピューター用のソフトウェアを開発している会社で営業職をしていました。
勤怠管理システムを導入してもらうために努力する必要がありますが、ほとんどの企業はすでに何かしらのものを利用しているので営業は困難を極めた思い出しかありません。
何度も訪問した企業の担当者からは二度と来るなと怒鳴られたことがありますし、商談が成立したかに思えた取引先から突然のキャンセルを告げられるなど苦労することが多かったです。
地獄の報告タイム
そんな中でも酷い仕事環境だと感じたのは、外回りを終えて帰社してからのことでした。
夜8時以降は会社に戻り一日の成果報告を行うのですが、ほとんどの営業要員は成績が振るわないので上司からキツイ叱責が待ち受けています。
さらには、報告前には絶対に行うことがあります。
遮光カーテンを三枚重ねにして窓を覆うのです。
外から眩しい光が入り込んでくるわけではなく、就活生が会社の近くに来ても残業していると悟られないようにするため。
おまけに全従業員は自家用車を使って通勤することが禁止されています。
たとえ遮光カーテンを使っていたとしても、多くの車が駐車場に停まっているのは不自然だからです。
自転車の使用も認められておらず、公共交通機関を利用するしかありません。
私は島根県在住なので交通の便が悪いですし、いくら私が24歳の男性だからと言っても自家用車を使えないのは大変です。
説教は深夜1時ぐらいまで続き、翌日の活動計画を立てて上司から承認されるまで帰ることはできません。
毎日の睡眠時間は長くて4時間程度なので、疲労困憊になり転職したくなりました。
転職サイトでいい職場に巡り合う
営業職で頑張ることに限界を感じた私は、転職サイトで検診クリニックの事務職員の求人を見つけました。
応募してみると院長が私の親戚と知り合いだということがわかり、その場で採用が決まりました。
転職先では利用者への応対で一日が終わりますが、そこまで忙しくはありません。
暇な時間があれば、インターネットで遊んでいても怒られない最高の環境です。
さらに嬉しいことには、仕事が間に合わず残業することが不可避になると上司から声をかけられ残作業を肩代わりしてもらえるのです。
院長は人件費を抑えることに躍起になっているので、仕事のスピードが速い職員に協力させる体制が整っています。
今も島根県に住んでいて前職から離れたときと同じ年齢であり、断然現在のほうが幸せだと思えます。
ゆとり世代的まとめ
いやー本当にいい職場に巡り合えて最高ですね。
それにしても遮光カーテン3枚重ねはかなりイっちゃってますね。。
周囲に残業を隠すために自家用車通勤まで制限とは。。
そこに力を入れるのではなくもっと根本的な部分の解決に力を入れないとって突っ込みたくなりますね。
そんなことされてモチベーションだだ下がりで仕事しろと言われてもね。
モチベーションって日本ではあまり意識されていないんでしょうか。
根性があれば何でもできる!みたいな風習が残りすぎですよね。
僕個人的には残業が多い会社ほど負のループに入ってどんどん業績も悪くなる気がするんだけど。。
まあ何にせよ転職して自分の向いている仕事に出会えたことはこれからの人生を豊かにするでしょう。
同じゆとり世代だがよく頑張った!お疲れさまです!