今回は金融系代理店の営業から、同業界の事務職へと転職された方のお話。
金融系代理店営業に新卒として入社
私は現在、千葉県在住の30代前半の女性です。
大学卒業後、新卒として、ある金融系の代理店営業職に入社しました。
入社直後から、事前の入社説明で聞いていた話と違う点が多々ありました。
例えば、
・勤務時間は9~17時で、多少の残業はあるが基本的にみんな早めに帰宅している。
→実際は、7時半頃~21時過ぎまでの勤務がほぼ毎日。
・土日祝日などの休日は絶対に仕事をしない。
→実際は、個人の携帯の連絡先を代理店へ伝えさせられ、土日祝日も関係なく常に連絡が入り、場合によっては出社せざるを得なくなる。
その他、代理店の接待で飲酒後に帰社させられ、22時頃まで仕事をさせられたことも何度もありました。(接待は仕事を中抜けして行うものなので、その分夜いつもより長く残業しなさい、という認識のようでした。)
このような生活が2年程続いた時、ふと思ったんです。営業職なので給与の額は比較的恵まれていましたが、それと引き換えに自分のプライベートの時間と精神を犠牲にしているんじゃないかと。休日でも、いつ仕事の連絡が入るかとビクビクして、どこかへ出かけるにも安らげる時間がなく、ましてや休日出勤が必要になった場合のことを考えて、旅行はおろか、少しの遠出もできなくなっていました。
私はもともと旅行や遠出が好きで、給与に恵まれている営業職でたくさん稼いで、たくさん旅行などができると期待していたのですが、休日の休息もままならず、もはや限界をむかえていました。
思い切って上司に退職を申し出ましたが、更に上の上司まで引っ張り出してきて引き止められ、数か月過ごしましたが、その数か月で完全に限界を超えてしまい、最終的には引きこもりのような状態になってしまいました。
その状態になって、ようやく退職を認められたのですが、退職後数か月は、外出することも携帯電話が鳴ることも怖く、毎日怯えて過ごしていました。
少し落ち着きを取り戻して、転職活動を始めました。
業界は、以前と同じ金融系ですが事務職で、営業職に異動することはない現在の職種に転職することに成功しました。以前の営業職時代に得た知識を多少生かせる部分もありますが、現在の職場はとにかく女性(しかもママさん)が多く、育休を取得しやすい環境の職場です。有休も、みんなで交代で取得したりが可能です。「仕事をすることと休むことのメリハリをきちんとつけることが、仕事の効率アップにつながる」という方針の職場なので、前職の方針とは180度違います。
私は、転職して本当によかったと思っています。
管理人の批評
いやーびっくりするぐらい自分も同じ気持ちでした。
入社前の説明と違ってむちゃくちゃ残業するし、休日出勤もほんと急に連絡があるから休みの日も心が休まらないんですよね。
僕のところもそうでしたが会社内ではそれが当たり前みたいな風潮が流れているんですよね。
はっきり言ってそれはかなり異常な状況です。
それが当たり前と思っている方はかなり洗脳が進んでいるので一歩外に出てみることをお勧めします。