今回の投稿者さんの転職体験は本当に真面目な方の頭の下がるお話。
製造業営業から製造業商品企画への転職
わたしは、現在38歳男性の会社員、製造業の商品企画を担当しています。
2年前に同じ製造業の営業から他社の製造業の商品企画に転職しました。
もともと製造業にも興味はありましたし、営業でも構わなかったのですが、どうしても単品をルートで販売してその実績だけを評価されるところがつらかったというのが正直なところです。
企業の体質に問題あり
本来であれば、営業現場の声がきちんと商品に生かされる。そしてその声というのは最終消費者であり、取引先であることが当たり前のことです。
しかし、以前に勤めていた企業ではそのサイクルについてはまったくなく、とにかく商品企画の独りよがりの押し付けの商品企画がほとんどでした。
逆に営業部門はマーケティング部門や商品企画部門から見下ろされていて、その価値は一切なかったといっても過言ではありません。
転職を考える
もちろん、ここに納得いかない人間は私以外にも営業部門にいましたので少しでも変えていけるように上司も使って頑張りましたがそもそもの企業の遺伝子ということでどうやっても変わらないこともあり、あきらめて転職することに道を開くことにしました。
そして、もともと扱っていた商品群に非常に興味もありましたし、愛着もありましたので同業他社への転職を検討することにしたのです。
そして、ここからが私の転職のポイントです。
これはもちろん転職の際に正直に話しましたが、職種を営業ではなく、商品企画に絞ったことです。
これには理由があります。とにかく、自分自身が商品企画に携わり、営業部門を中心としたお客様の声、さらには定量定性調査を行ったマーケティング部門の声をいかに商品に取り入れるか、そのスキームを商品企画部門で作っていきたいと考えたからです。
もちろん、どの企業でも多かれ少なかれ、以前に働いていた企業と同じ課題があることは間違いありません。
しかし、努力によって、そして志のある仲間を集めてかわっていけるような可能性があれば、なんとかしたいというのが一番の希望でした。こうした話を転職の際には面接の際に話をして企業からもこの姿勢が受け入れられたところに転職がかないました。
いい方向に
それから2年ですがまだまだ、志は半ばの状態ですが同じような考え方をしてくれている人間がほかの部門にも多く、すこしずつですが企業のモノづくりに対する考え方もかわりつつあります。
きっと、これからもっといい方向に進んでいくのではないかと考えています。
管理人の批評
いやーもう超真面目な素晴らしい方です。
ちょっと僕とは転職理由が違いますね。
僕の転職がネガティブ転職ならこの人はポジティブ転職でしょう。
なんだか『ステップアップ』とか『キャリアアップ』とかいう言葉が似合う感じですね。
会社をいい方向に、いい方向に、と考えるのはとても素晴らしいこと。
しかしこれを一人だけではできないのもまた事実。
みんながみんな、同じ方向を向いている会社はとても強いです。
投稿者さんは同じ方向を向いている会社に転職できて本当にいい方向に行きそうですね。
これからも頑張ってください!お疲れさまでした!