今回の投稿者さんのお話は信用組合から製造業へ転職した方のお話。
高卒で入社した信用組合
私は、高校を卒業してすぐに大阪の信用組合に入社しました。
会社紹介の書類には『残業なし・営業事務の仕事』と表記されていました。
先生も、『バイクに乗って集金に行く仕事だ』というのでその信用組合に入社することを決意しました。
その当時は18歳、今の年齢は44歳です。
兵庫県に住んでいましたので、大阪の信用組合のどの支店に配属になるのかが大事でしたが、運よく、兵庫から近い支店に勤務となりました。
最初の1週間は先輩に連れられて、集金に自転車で回ります。
めちゃくちゃ疲れました。
家に帰って8時でもう布団の中、朝も眠くて起きるのがつらかったです。
本当の地獄の始まり
ところが、自分1人で突如習ってもいない営業の仕事をまかされてからが本当の地獄でした。
物を売る営業でなく、預金をお願いする仕事なので不安は少なかったのですが、地域の人でもほとんどの人が名前を聞いたことのない信用組合に大事なお金を預金する人はめったにいません。
多少おおげさに泣き落しでなんとか少額の積立預金を獲得するのに必死でした。
一日に100件、知らない家を訪問しても1件も契約ができない時もあります。
気分も落ち込むし、事務所に戻って1件も契約が取れなかったことを報告すると大声で怒鳴られたり、夜遅い時間でも『もう一度営業に行って来い!』と言われます。
残業なしとは。。
残業がなしというのは大嘘で毎日が残業でした。
残業なしというのは、『残業しても賃金が発生しない』という意味だったようです。
ひどいブラック企業でした。
このままだと会社に殺されてしまうと考え、転職しようと思いました。
言い難かったのですが、勇気を出して、退社願いを出しました。
退社するまで引き継ぎで1ヶ月やめれません。
その1ヶ月もとてもつらかったです。
もう営業の仕事は一生したくないと思い、次の仕事には製造業を選びました。
消防関係の製造・検査の仕事です。
やはり仕事を覚えるまでは疲労しましたが、パワハラ的な事は少なく、営業の仕事をしていた頃を思うと非常に楽な仕事でした。
給与も多かったですし、残業手当ももちろん正しく支給されます。
すべての営業の仕事は悪いと思いませんが、ノルマが存在する営業の仕事の辛さを体験してしまうと、もう営業の仕事をしたくないと強く思います。
ちなみに、そのブラック企業の信用組合は不渡りを出して倒産しました。
現在私は製造の仕事もやめてしまい、ネットビジネスで生計を立てようと頑張ってます。
管理人から一言
信用組合の営業っていうとピンとこないんですが、聞くからに相当大変そうです。
しかし不渡り出して倒産だなんて本当転職して良かったですね。
安定な企業なんてものは存在しません。
それこそ自分で稼いでいく力を身につけないとこれからはますます生き残れない時代に突入します。
そういう意味ではネットビジネスで生計を立てるというのは一番いいのではないでしょうか。
これからは一人一人が自分の力で稼ぐ時代。
その分ちゃんと見返りもありますから。
会社にいいように使われるのはもったいないですよ。