私は32歳の男性です。
以前、保険代理店で個人向けの営業に出ていましたが、いまは転職して、流通業の倉庫の作業管理の仕事をしています。
私の転職の体験談を書いていきます。
残業時間がわからない勤務形態
私が勤めていた保険代理店は、一応、定時の勤務時間は朝9時から夜6時でした。
しかしまず朝は、上司が研修で発表するプレゼンの内容をみんなでチェックするとか、朝の勉強会とか、いろいろな理由で
朝8時(場合により7時半)出社となっていました。
もちろん勤務時間内ではないので「任意」の時間でしたが、実質は強制的な出社です。
夜は、お客さんの都合でまちまち。
仕事終わりに保険の相談をしたいから自宅に来て欲しい、ということで夜10時から自宅に訪問したり、ということがよくありました。
さらに、自分がアポをとってその時間になるのならまだいいのですが、上司が
「○○さんのアポをとってきてやったから。夜10時半からだけど、しっかり契約決めて来い」
など、勝手にアポをとる日もありました。
しかも、私のプライベートな飲み会があった日にそういうアポを入れたりすることもあったほどです。
このような事情により帰宅できる時間はだいたいいつも夜11時くらい。
早く終わったとしても夜9時、下手をすると日付が変わるまで仕事をする日もありました。
さらに、自動車保険に入っているお客さんで、真夜中に事故を起こしたと連絡が来ることもあったり、
休日も得意先のパーティなどに出席して雑用をしてほぼ1日休日の時間がつぶれるなどもよくありました。
これもあくまでも「任意」なので、休日手当てなどは出ていません。
結局このようなことがあったので、実質何時間残業したかなんて計算できません。
私の給与はあらかじめ50時間の残業手当を含んだ給与だったそうですが、軽くこれを越えていたと思います。
転職でプライベートの時間が大幅アップ!
このように、とにかく実質的な拘束時間がかなり長かったことで、肉体的にも精神的にも疲労が溜まっていきました。
これが原因なのか、ある時期、たてつづけに大きなミスを何発も犯してしまうということがありました。
これにより、一気に精神的に参ってしまい、休職なども訴えましたが中小企業などでそれもかなわず、
結局退職し、転職をすることになりました。
次の転職先は、いったん営業は離れて、自分のペースで仕事ができるものにしようと思い、
日用品などの卸会社の倉庫内の作業の効率化を担当する現場作業に転職することにしました。
こちらは朝は早く来る必要はほぼなく、休みの日に何かの用事などで拘束されることもありません。
もちろん作業の状況により長時間の残業になることもありますが、それは自分の管理不足などで起こることがほとんどなので、
納得して残業することができます。
給与は若干下がりましたが、以前よりプライベートの時間を長く確保することができるようになり、新しいことにチャレンジできるようになったり
家族との時間も長く取れるようになったりして、転職により自分の人生がより豊かになったと感じています。