今回の投稿者は人材派遣営業からカスタマーサポート職へ転職された方。
人材派遣って結構ブラックなの?
真実を語っていただきました。
人材派遣営業からカスタマーサポート職へ転職
私は新卒で東京都で人材派遣の営業を経験しました。
その時は就職難と言われている中、新卒カードと呼ばれるものを無事使い切れたという安心感がとても強かったのを覚えています。
色々と手続きが進む中、違和感を感じてはいたものの『就職できたんだから』という安心感から見逃していたことを悔やみます。
はっきり言えば、入った会社は超がつくほどブラックでした。
入社から半年は先輩社員に同行して営業の経験を積む、そのあとももちろん先輩の顧客を引き継いで対応しつつ、1年〜3年を使って新規開拓も並行して行う。
そんな風に説明を受けていたのですが、現実は全く違いました。
私が一人で新規開拓を行ったのは、まさかの入社1週間後。入社初日に簡単なマナー研修を受け、翌日からは先輩に同行。
そして翌週月曜日、出社した私には「これ、営業先リスト。回ってきてね」との先輩の声でした。
同期が何名かいましたが、この段階で一人は退職を決意したと聞いています。(一ヶ月後、その同期は退職しました)
ここで私も気付けば良かったのですが、会社は3年続けるものというよく聞く声や男は営業で売り上げをあげてなんぼ、という妙な刷込みからこの仕事を結果的に1年半の間続けることになりました。
その間、インフルエンザでも出社命令を出されたり、連日始発から終電で働いた上に土日の休みを返上して働いた結果、代休がないどころか友人の結婚式のために有給申請したその申請用紙を目の前で破られたり、散々な目に会いました。
冷静に今思えばブラックなのですが、当時は仕事を回すこと以外を考えられず、他のことに手をつける余裕なんてありませんでした。
最終的にはそんなブラック加減に嫌気がさしたこともありますが、営業で外を回るしか自身のスキルがなく、さらに今後も自分で勉強する時間が一切ないことに気づき、転職を決意しました。
CMでもよく流れている大手企業グループのカスタマーサポート職に入社することができ、職場環境のあまりのホワイトさに心が踊ったことを今でも覚えています。
特に、外回りで帰ってきて請求書や見積もりなど、書類仕事を会社に戻ってやっていたことが事務員さんにその殆どは任せることができ、自分はお客様の方を注視していられるという環境が素晴らしかったですね。営業をしていた頃は、お客様へ目を向ける傍でそういった社内事務にも目を向ける必要がありましたからね。
今では29歳になり、コールセンターを経て事務職になり営業を社内から見る立場に変わりました。転職サイトや友人の話を聞き、かつ自分の会社の営業を見ても、転職してよかったなと思います。
ゆとり的感想
同じ就職氷河期経験者ですね。
本当にこの時代は『とりあえず内定があればOK』みたいな風潮だったんですよね。
『「就職できたんだから」という安心感から見逃していた』
これ、超わかります。
まさに僕もそうだった。
なんか違うかもと思いながらも自分をごまかしながら毎日を過ごす感じ。
しかしインフルエンザでの出社命令や有給申請を目の前で破られるのはなかなかのブラックですね。
ちょっと引くレベル。
新しい職場の環境はとても良さそうですね。
外回りから帰ってきた時の書類仕事が人に振れるのはとても負担が軽くなりますよね。
僕もカーディーラー営業時代、書類仕事や他の雑務も全て自分だったので結構そこに時間が取られて本業の車を売るということに注力できなかったことを覚えています。
まだまだ世の中には非効率なブラック企業が沢山あります。
そんなブラック企業で飼い慣らされないためにも、もし悩んでいるなら一歩踏み出してみましょう。