会社選びは、人生の選択の中でもかなり重要なものですよね。年収や通勤時間などいろいろな条件を考えて選ぶと思いますが、実際ベンチャーへの転職ってどうなんでしょう?
少人数の良さ
楽天やGREEのようなメガベンチャーはさておき、たいていのベンチャー企業は数人から多くて20人くらいだと思います。
そのため社内で顔を合わせる人は少人数で、年齢が近いと肩書に関わらず呼び捨て、あだ名で呼び合うという雰囲気があるでしょう。
また創業者が若い場合は、社長が自分のずっと年下という可能性もあります。
しかしそんなことで気まずくなったりしないのがベンチャーの良いところ。とにかく、固い大企業的な社風が嫌いな経営者が多いので、風通しの良い雰囲気であることが魅力です。
逆に、年功序列やマジメで固い雰囲気が好きな人には向かないかも知れません。
スピード感が大事
ベンチャーの特徴はなによりスピード感があるということ。数人の軽い会議で盛り上がったサービスが、すぐに作られて売られていくということは日常茶飯事です。
いちいち上司のハンコなどいらないので、話は早いですよね。そして「いいアイデア!」と思ったことは即実行するフットワークが求められます。
そのため、「とりあえず出社すればいい」「指示がきたらやればいい」というタイプの人はなかなかスピードについていけないかも知れません。
しかし、自分のアイデアがどんどん形になったり、好きなように仕事を発展させて行けるという刺激はとんでもなく楽しいこと。
今まで仕事はつまらないものだと考えていた人にとっては、目からうろこが落ちるような新しい体験になるかも知れませんよ。
なんでもさせられる
そしてベンチャーのいい部分でもあり困った部分でもあるのが、とにかくなんでもさせられる、ということです。
入社時にはシステムを管理してくれと言われたのに、気が付いたらマーケティングもやっていたり、総務を取り仕切っていたり。そんなことは当たり前です。
新しい部署を作るためにいちいち採用などしていられないベンチャーでは、できることはなんでもするのが成功のポイントです。
自由がある
ベンチャーでは、大企業のような退職金や福利厚生は期待できません。その代わりに、通常の社会では想像できないような自由が手に入るかも知れません。
毎朝満員電車に乗らずともフレックス制度で働くことができたり、自由な服装で出勤ができたり。
会社のミッションを理解し、成功に向かうためのことをしっかりしていれば「社内政治」「派閥」「無意味な会議」「面倒な人間関係」から解放される可能性は高いでしょう。
全ての条件が整った職場というのはなかなかありませんよね。しかし、日本の今までの働き方だけが全てではありません。世の中のベンチャーでは、新しい働き方がどんどん始まっています。
もし今の仕事のやり方に疑問を抱いているのなら、知名度や年収にとらわれずにベンチャーへの転職を視野に入れてみても良いかも知れません。新しい価値観が手に入る可能性がありますよ。
また、学歴や経歴にあまり関係がなく採用してもらえるのもベンチャーの魅力です。そのような求人があるか、まずは転職サイトで転職情報をチェックしてみてはいかがでしょうか。