何事もタイミングが肝心。
当然、転職においてもタイミングを逃せば最良の転職先との縁が途切れてしまったり、辞めることさえ不可能な状態に陥ってしまったりといったことも考えられます。
では、転職のタイミングとしてベストな時期とはいったいいつなのでしょうか。
そのタイミングを探ります。
現在の職場に違和感を抱いた時
どんな職場においても大なり小なり不満はつきもの。
「休みがもっと欲しい」
「別の部署で力を発揮したい」
誰もがそんなふうに考えながら、日々の業務に励んでいるに違いありません。
でも、どうにもこうにも納得のいかない理不尽さを感じたら、それはひとつの転職タイミング。
例えば、ものすごい業績を上げたにも拘らず、来期の見通しが厳しいからと給与やボーナスが下がったらどうでしょう。
頑張った社員のことは二の次で、来期の心配が優先される。
優秀な経営者とはこのように考えてしまう傾向があるのかもしれませんが、頑張りを認められない社員の気持ちを量れないなんて経営者の風上にも置けません。
頑張った時に社員のモチベーションを下げてしまうことしかできない会社で、この先も働き続けるのは困難でしょう。
この際に「今後、こんなことが繰り返されるようだったら」と転職を思いとどまる人もいますが、こういう経営者の思考は簡単に変わるものではありません。
つまり、がっかりは繰り返されるのです。
こんな違和感を抱いたら、すぐに転職を視野に入れるべきです。
就活の失敗が忘れられない
新卒の時ほど「やりがい」に執着することはないでしょう。
そして、その時に叶えられなかった希望はいつの間にかコンプレックスへと変わってしまうことがあります。
このコンプレックスが厄介で、これが人生全てのヤル気を奪ってしまいかねません。
「本当は○○の業界で働きたかった」という思いがだんだんと歪み、「こんな会社で本気で働く気がしない」といった考え方に変わってしまうことも考えられます。
すると、どんな業務に就いたとしても成果が芳しくなく、ダメ社員のレッテルを張られてしまう可能性大。
もしも「このままじゃダメだ!」と自分の至らなさに気づいたら、直ぐにでも転職を検討すべきです。
「お金が貯まったら」「次のボーナスをもらったら」と悠長に考えるのは更なる躓きの第一歩。
ヤル気無さに全身を蝕まれてしまわないうち、が重要です。
5年後の生活が破たんしそうと気付いた時
堅実な人ならば、この先はどのようなペースで人生を歩むことになるのかと思いを馳せるはず。
その際に「このままの収入じゃ、ヤバい!」と気付いたら、その時が転職のタイミングです。
先々に行き詰ってしまう可能性に気付いているのに何もしないなんて愚の骨頂。
いまがその時です。
中には、切羽詰まってから「こんな経済状態では結婚できない」「2人目の子供は諦めよう」と方針を変える人も少なくありません。
でも本来はそれでは納得のいく人生を歩むのには無理が生じます。
10年先とは言いません。
せめて5年先の自分を想定し、このままの生活レベルではダメだと気が付いたら、その時こそが転職タイミングだと考えて間違いありません。
でも、「さあ、転職!」と気分新たに取り組もうとしても、なかなか思うように時間が割けないこともあるでしょう。
そんな人は、まず転職サイトを見ることから始めてみてください。
転職サイトでは具体的な求人案件以外にも有益な情報が満載です。
これらは早目に知識として得ておいた方がいいことばかり。
最後の決断に至らない人たちでさえ、転職サイトを見て損することはあり得ません。