カーディーラーというお仕事は実際は何をやっているのかよくわからない部分が多いですね。
確かに車を売ることがメインの仕事ですが、『あなた明るくておしゃべりだから営業向きね』と言われた人はカーディーラー営業も向いているでしょうか。
実は意外なほど『営業』のイメージは世間のと業界で大きく乖離しているのです。
僕が実際に働いていて感じた『カーディーラーに向いている人・向いていない人』を今回はお話しします。
あくまでこれは個人の主観なのでご参考までに。
目次
カーディーラー営業に向いている人
ペコペコしない人
車は値引きがある業界なのでどうしても買い手市場となってしまい、主導権も客が握りがち。
そこでペコペコしてしまうような人では主導権を常に握られっぱなしで結構大変です。
それが『いいサービス』と言えばそれまでですが、いつまでもそのスタンスで自分が持つかどうかもあります。
ペコペコする癖がついてしまうとなかなか抜けられません。
だってペコペコする方が楽ですからね。
無理なものは無理、できないことはできないとはっきり言える堂々とした人は割と向いていると言えます。
無理をしない人
これはペコペコしない人とちょっと似てますね。
どうしても週末や月末になってくると数字に追われ『無理をしなければいけない』時があります。
ただこれを毎週末、月末に本気でやっていては体が持ちません。
自分を追い詰めてしまうようなプレッシャーを感じやすい人は無理をしてしまいがち。
『俺が頑張らなきゃ』とか思う人は割と燃え尽きやすいかも。
あまり『カッ』とならない人
お客さんも高い買い物をしている手前、割と理不尽なクレームを受けることもあります。
また、上司も無理難題を平気な顔して言ってくるのであまりカッとならずに受け流せる人が向いています。
これらにいちいち反応していると身がもたないです。
要は図太い人が向いている
もうとにかくこれに尽きます。
要は上の3つをまとめると『図太い』ということ。
毎日のように降りかかってくる何らかのトラブルやクレーム、上司からの無理難題がいかに自分のメンタルに響かないかが重要です。
いちいち反応してメンタルに響いてしまうと身がもたないです。
嫌なことがあってもすぐ忘れて毎晩ぐっすり眠れる人は向いているでしょう。
カーディーラー営業に向いていない人
周りに気を使う人
カーディーラー営業は結構弱肉強食です。
お店に来店したお客さんを気を使わず空気も読まず我先にゲットできるほどの肉食さが重要です。
気を遣って他人に客を譲ってしまうような人ではいけません。
人間としてはとても素晴らしいことですが、営業として生き残りたいのなら気を遣ってはいけません。
完璧主義な人
営業というお仕事は対人間なので究極の不確定要素が相手です。
つまり自分の思った通りにいかないことなんて当たり前。
これが完璧主義な人では苦労します。
『これをこの時間にやって、これをここまでやって』みたいな計画を立ててしまう人は残念ながら向いていません。
お客さんは平気で時間は守らないし、メーカーからの車の納期が変わることもしょっちゅうです。
とにかく今、目の前にある仕事をどこからでも片付けられるような柔軟さと『これぐらいでいいや』というある程度の適当さが必要です。
なんでも完璧に仕上げたいという思いがある人は苦労します。
責任感が強い人
『俺がやらなきゃ』とか『俺しかいない』みたいに自分で自分を追い詰めてしまうような責任感が強い人は向いていません。
これでは毎日ぐっすり眠れなくなって体を壊してしまいます。
この業界では責任感が強いとなんでも任されてしまうし頼られてしまいます。
こうなるとかかってくるストレスも相当なものになります。
責任を負うなということではありません。
責任を感じるなということです。
所詮責任なんて、なんかあった時にしか問われないんですからそれまでは考えることなんてないのです。
なのに常に『あーどうしよう』みたいに考えてしまう人は向いていません。
要は繊細な人は向いていない
別に繊細な人は人間としてダメとかそういうことではありません。
ただ『カーディーラー営業』にはとっても向いていません。
相手の気持ちを考えて自分なりに努力してしまうような素晴らしいホスピタリティをお持ちの方はもっとそれが活かせるお仕事があるはず。
自分一人で抱え込んでしまってちょっとしたことで心がグラついてしまうような繊細な人は向いていないでしょう。
僕もそうですから。
まとめ
僕はいわゆる”向いていない人”でした。
自分で背負い込んでしまって毎日自分をすり減らしてしまってやがて気力がなくなってしまいました。
自分で言うのもなんですが、空気を読んでしまうし、ちょっとしたことでもダメージ食らってしまうのでダメだったんです。
でも大事なのはそれに早く気づけること。
僕は2年で転職して、今はエンジニア系の仕事ですが毎日楽しく仕事をしています。
仕事は楽しいものです。
自分に”合った”仕事を見つけられるかどうかで今後の人生は良くも悪くも変わるでしょう。
今、自分の職業が向いていないと思うならまずは第一歩を踏み出してみましょう。