あなたが勤めている会社には付き合い残業はありますか?
僕はカーディーラーに勤めている時は毎日付き合い残業でした。
付き合い残業というよりは『帰りづらい』という雰囲気で帰れないという状態。
しかも営業職なので給与体系は『みなし残業』といってあらかじめ残業代が『みなし』として入っているので残業代は最初から決まっていて残業すればするほどもらえるというわけではない。
もちろん時間で計算すれば給料以上に圧倒的に残業している方が多いのだ。
月に100時間残業して100時間分残業代がつけばいいが30時間分しかつかないといった具合。
じゃあそんなに残業して何してたのかって?
何もしてないですよ。
ただ店長が帰らないから帰りづらいってだけ。
上の人間は早く帰れ!
僕が勤めていたお店はなんせ店長が帰りたがらない。
21時や22時までダラダラいるのもいつものこと。
別にこれといったことはしていない。
ただ部下を帰りづらくしているだけだ。
え?なんで帰らないの?
家族に嫌われてるの?
きっとそうなんだ。お店じゃ威張ってるけど家族には邪魔者扱いされて居場所がないんだ。
そう思いながら毎日仕事してた。
でもさ、そういう立場の役職の人ほど早く帰るべきだよね。
ああいうことできるところが昭和だなーとか思う。
『昔は朝まで仕事したもんだ』とかまじどーでもいいーす。
『とりあえず迷惑だから早く帰れよ』って。
数字が上がっていない後ろめたさから残業でアピール
まず店長が帰らないと数字が上がっていない後ろめたさから副店長が帰らない。
そして次に副店長が部下たちに営業電話しろーって煽って結果的に帰れない(2次被害)
本当これじゃダメだよね。
でもこの現象はカーディーラーに限らず営業ならあるよね。
労働時間を長くしても成果は上がらない
ダラダラ労働時間だけ長くしても成果って上がらないんですよ。
むしろ自分の時間が減るのでモチベーションがダダ下がりする一方。
それよか早く帰ってしっかり休んでまた頑張ろうって思えるようになれる方がよっぽど成果は上がると思う。
所詮人間の集中力なんて限られているのだからだったらしっかり休憩して働くとき集中して働いた方が絶対いいよ。
それに気づけていない会社ってまだまだクソ多いんだろうな。
そんな人たちにスペインの慣習である『シエスタ』(お昼寝タイムであり、13時〜16時はお店も休みだったりする)なんて理解できないんだろう。
僕が働いているときはお昼寝どころかお昼も食べられなかったけど。
自分だけで改善することは不可能
でもこの状況を自分だけで改善することってまず厳しいよね。
自分が店長になって変えてやればいいじゃないかって?
いや、時間かかりすぎだろ。今が嫌なんだから。
でもお店全体のそういう雰囲気ってなかなか一人だけでは変えられないよ。
みんな内心『無駄だなぁ』って思ってるけど仕方なく付き合ってる日本人の悪いところ。
無理だと思ったので転職しました
いやもうね、企業の体質はすぐには変われないから。
だから僕が会社を見る目がなかったってことなんです。
だから転職しました。
その方がはるかに効率がいいよ。
我慢して自分をすり減らすのは本当にもったいない。
転職はマイナスじゃなくプラスのことなんだよ。
日本は転職をマイナスと思いすぎ。
実はこれから一気に爆発して日本は転職大国になる予感がします。