現在28歳の女性です。和歌山県にある食品メーカーの東京営業所で新卒から5年間営業職をしていました。
現在はアパレルメーカーで事務職をしています。
初めは新卒らしく頑張ってお客様と仲良くなるぞ!ということを考えていたのですが、2年目くらいから、営業職から離れたいとずっと考えていて、昨年ようやく営業職から事務職へ転職することができました。
超超超ブラック!
私が営業職をしていた会社は休みが年間休日87日でした。
元々少ない休みの上に、土曜日でも日曜日でもお客様から呼び出しがあれば出ていかなければいけません。
営業3年目で27連勤したこともありました。
当時は顔色を悪いのを隠すため、必死でファンデーションを塗って顔色を隠し、栄養ドリンクを飲んでどうにか頑張っていましたが、本当に疲れました。
遊園地でアトラクションの待ち時間に顧客に怒られる
平日に、振替で休暇を取っても、お客様が出勤している限り電話は来ますし、その日中に資料を送るように指示されることもありました。なので、当時の彼氏と遊園地にデートに行ってもパソコンは持ち歩かなければいけませんでしたし、遊園地の植木のそばに座って泣きながら見積もりを作成したことや、アトラクションの待ち時間にお客様に怒られたこともあります。
自分の結婚式の打ち合わせ中も携帯に電話がかかってきて、何度も離席したりしていました。
社外のお客様だけでなく、社内からも問い合わせや質問の電話がかかってくることもありました。
さらに、食品メーカーだったので、顧客の一つにスーパーマーケットがあったのですが、スーパーマーケットの開店前や開店後にお店の品物を並べる手伝いをすることも多々ありました。
東京の営業所で働いていましたが、顧客は全国にあったため、「前橋のスーパーマーケットに朝6時集合」などもあり、3時に起きて真っ暗な中、車で前橋に向かったりすることもありました。
朝早く仕事をしたところでスケジュールはお客様中心なので、午後に商談があればそちらに向かわなければいけないですし、夜に接待があれば出なければいけません。
しかも接待は女性営業が珍しいということもありセクハラだなぁと思うことも多々ありましたが、お客様なので我慢して笑って過ごさなければなりませんでした。
それでも低い給料
給料は「営業手当」というものが月3万円付くだけで、始発前に家を出ても、終電ギリギリで帰宅しても残業代がつくことは一切ありませんでした。
営業手当がついても給料は入社5年目で手取り17万円ほどでした。
こんな風に徐々に「休みが少ない」「プライベートがない」「セクハラを我慢したくない」「給与が少ない」ということを感じていましたが、なんとか続けてきていました。
ボーナスが支給されず、転職を決意
しかし、5年目の時に不当にボーナスが支給されなかったことで、とうとう我慢の限界がきてしまい、転職をすることを決めました。上記の理由から営業は絶対に嫌だと感じていたため、事務職を目指して転職活動をした結果、無事に現在の事務職に仕事が決まりました。
結果から言うと、転職をして本当によかったです。
前の会社がブラック企業だったこともありますが、今の会社は、休みも増えましたし、休みの日に電話がかかってくることもないのでしっかり休めるようになりました。
休んでいる人がいるときに誰かが変わりにその人の仕事をこなしている姿を見たときは感動しました。
接待もなくなったので、セクハラを我慢する必要もなくなりました。
時間も朝めちゃくちゃ早いこともなくなりましたし、残業しても残業代が付くようになりました。
営業をやめて本当によかったです。体調も良くなって目の下のクマも消えました。
今後転職することがあっても、絶対に営業職を選ぶことはないと思います。