転職というのはなかなか勇気のいることかもしれません。
働く環境、条件、生活習慣、人間関係、必要とされる能力、たくさんのことが転職によって変わります。
だからこそ現状に不満がある、不安はあるという人にはぜひ勇気を出してチャレンジしてもらいたいことでもあります。
そこで今回は、「転職しようかな、どうしようかな」と悩んでいる人に向けて、転職することで得られるメリット3つをご紹介します。
年収が上がりやすい
ひと昔であれば転職するより一つの会社で定年まで働いたほうが年収がエスカレーター式に上がりやすかったかもしれません。しかし今では一つの会社に長く勤めても、給料がほぼ変わらないということが大半です。
例えば営業の場合は、ノルマを達成すればそれに応じたインセンティブが貰えること多いでしょう。しかし基本給でいえば1年で月給が数千円上がればいいほうではないでしょうか。3〜4年働いてやっと月給が1万円上がる...ということもありがちです。この調子では、10年勤めたところで今より年収がどれほど変わるのか…?と不安に駆られる人も多いようです。しかし転職では一気に月給が5万円ほど上がるということも珍しくありません。もちろん人によって、憧れの仕事で働きたい、プライベートを大切にしたい、人間関係を重視したいなど、転職先に求めることはさまざまだと思います。しかしあなたが仕事は給料重視で決めたいというのであれば、転職することでの会社よりも給与条件が良くなる可能性は大いにあります。
若い方が選択肢が広がる
あなたが今の職種に不満やストレスを感じていて、その職種でこれからずっとキャリアを重ねるつもりがないのであれば、なるべく早めに転職することをおすすめします。なぜなら若いうちであれば、やる気や伸びしろを重視して未経験の職種でも雇ってくれる会社はたくさんありますが、歳がいくごとに未経験の職種で雇ってくれる会社はどんどん少なくなってしまうからです。そうなると、あなたは今の会社を辞めたところで同じ職種として働き続けなければならなくなってしまいます。ですからキャリアチェンジを考えているのであればなるべく早く行動をした方がいいでしょう。
価値のある人材になれる
一つの会社で働き続けて、あれもこれも経験を積むのはなかなか難しいです。たまに部署が変わったり、任せられる仕事が変わったり、ということはあるかもしれませんが、たいていは同じような仕事のルーティンではないでしょうか。今の時代は一つの経験・スキルを極めることよりも、多くの経験・スキルを持っている人材が大切だといわれています。これはIT化が進むことによってルーティン作業を人に任せる必要がなくなり、複数の視点を持ったり、別々のものを組み合わせて新しいものをつくったりすることが、人に求められるようになっているからです。転職は、環境を大きく変えて新しい仕事やスキル、価値観を得るのにぴったりです。もちろん職場を次から次へ変えればいいわけではありませんが、いくつもの仕事経験を持つことは、あなたの人材価値を高めてくれるでしょう。