仕事をしていると、「なんでこんなことを!」「もうやってられない!」などと頭を抱えてしまうことが多くあると思います。
その結果、転職を選ぶこともあるでしょう。今は転職はキャリアにもなりますので、自分のためなら働く場所を変えることも選択肢の一つですよね。
しかし見切り発車で退職をする前に、転職の準備はしっかりと行いましょう!
転職の準備とは、「行き先の決定」と「出ていくための準備」に尽きます。転職先がまだ決まっていない人は求人ばかり気になってしまうかも知れませんが、並行して「出ていくための準備」もしっかりと行いましょう。
『就業規定』を見よう!
まずこっそり見て欲しいのは「就業規定」「退職規定」などの会社の規約です。ここには退職に当たっての条件や、退職金についてなどが書かれています。
ケンカ別れで即日退職!などということでもなければこの規定に沿って手続きがされますので、事前に確認をしましょう。
退職の意は誰にも言わない!
また退職の気持ちは、絶対に誰にも言わないこと。迷いが出てきたり愚痴が溜まっていると、ついつい先輩や同僚に転職することを話してしまいそうになりますが、話が漏れてしまうと直近のボーナスがもらえなくなってしまったりします。
会社は「辞めるつもりの人間」にはボーナスは出しませんので、もし受け取ってから転職をしようと思っている人は、上司に辞意を告げる日まで内緒にしておきましょうね。
また営業系の人は、常識の範囲内で今までの名刺などを個人的にキープしておきましょう。
会社の財産を持って出ることはバレたら大変なので、大事なデータなどをコピーなどはしてはいけません。
しかし懇意にしていた取引先や可愛がってくれた社長、転職の挨拶をしたい人などはたくさんいることと思います。万が一、退職時に上司と揉めたりして顧客情報をすべて取り上げられてもいいように見つからないように準備をしておきましょう。
そしてそれらの準備と並行して、新しい転職先を探しましょう。これもただ年収や条件に惑わされてはいけません。本当に自分の次の人生を預けて良いのか、今の職場での不満は解消できるのかを考えて選ぶようにしましょう。
また、いつごろから入社が可能なのかもカギになります。それによって、今の会社にいつ退職を告げるかということも決まってきますよね。
すぐにスムーズに移れるのならラッキーですが、もし数か月の期間が空いてしまうのなら有給休暇の消化や、その間の生活費の確保なども視野に入れて調整をする必要が出てきます。
それから退職にはたくさんの事務手続きが必要です。雇用保険の被保険者証、年金手帳、離職票、そしマイナンバーも必要になります。
これらは今の会社から受け取るものも多いため、なるべくギスギスした退職ははしたくありませんよね。
また、新しい会社はいろいろな準備をしてあなたを迎えてくれることになります。いい関係を保つためにも、準備は抜かりなくしておきましょう。
転職はあなたに新しい環境を与えてくれます。もし転職を意識し始めたなら、転職サイトなどで上手に情報収集をしながら準備を進めてみてくださいね。