向かない仕事にさえエネルギーは必要です。
しかし、人間が持つエネルギーは無限ではありません。
有限なエネルギーを、向かない仕事に費やすほどもったいないことはありません。
なぜなら、それでは使ったエネルギーに相応した成果を、手に入れることはまず出来ないからです。
エネルギーは自分に向いた仕事にこそ注ぐべきです。
今の会社に注ぐべき対象がなければ、転職を真剣に考えるべきです。
朝起きて会社に行くのが嫌になったら転職を考えよう
朝は、一日が始まる特別な時間です。その朝に、起床してもなんとなく会社に行くのが嫌だなぁと思うようになっているのであれば、それは今の仕事が向いていないのです。
人間、同じ能力を使うのなら、向いている仕事にこそ使うべきで、わざわざ向いていない仕事にエネルギーを費やしても、効率は上がりません。
仮に能力が同じでも、向いている人と向かない人では、その後の進歩がまるで違ったものになります。
端的には、出世のスピードがまるで異なります。20代くらいではまだそれほどではなくても、これが30代、40代になると、もはや逆転はおろか追いつくことさえ出来なくなります。
そうならないためにも、向かない仕事には早めに見切りを付けて、転職をした方が運は開けるものです。
そして、今の仕事が自分に向くか向かないかを知る上で最も分かりいいのが、冒頭述べました、朝起きた時、会社に行きたくないなと思うかどうかなのです。
まして、そうした段階さえ通り越して毎日、会社を今日辞めようか明日辞めようかと悩むまでになっているようであれば、もはや思い悩む必要すらありません。
今すぐにでも転職の準備をすべきです。
人間到るところ青山あり
転職とは本来、応戦的、挑戦的なものです。会社を辞めることを、ネガティブにとらえる必要など全くありません。
そもそも仕事は、人間が生きていく上で必要ではあっても、人間は仕事をするためにだけ、生きているわけではありません。
人間にとって仕事とは、自己実現のためにこそ必要なものです。そのためには、仕事に対する興味、関心がどうしても必要ですし、何より適性、向き不向きが重要になります。
今いる会社に朝起きても足が向かない、今日にも辞めたい、明日にも辞めたいと考えているのであれば、それはおよそ自己実現とは真逆な状態ですから、転職をした方がいい結果を生むことは明らかです。
また、人間には、自らを進化させたい、成長させたいと言う願望が、自ずから備わっています。
自らの成長のために必要な環境が今いる会社にないのであれば、それを新たな会社に求めた結果が、転職に他なりません。
人間、求めさえすれば、いたるところに青山があるものです。
自己実現のための転職は、自分を生かそうとすることに他なりませんから、人生を真面目に生きることと同義です。
それを実行しようとする人が、青山に到るのは、もはや道理であり、自然の摂理ともいえます。