私は4年大学卒業後、とある企業の営業職として入社をしました。
入社式には同期が100人程居ました。
この同期達と切磋琢磨しながら頑張っていこうと心に誓い仕事につきました。
最初の1週間は営業のノウハウや座学研修、対話トレーニング等の研修がありました。
そこで営業とは何たるかというイロハを教え込まれました。ここからが私の悲劇の始まりでした。
営業職の悲劇
私は入社して1ヶ月間は先輩の後ろを着いていき、どういう話し方や営業の仕方をするのかを同行させて頂きました。
1ヶ月が過ぎると、突然会社の課長から、「1ヶ月を経過したので、会社からの目標コミットを与えます」と。
確かに営業職なので、ノルマがあるということは承知していましたが、同行して学んでいただけの私にいきなり目標数字を上げてくださいというのは厳しいものでした。
その時、営業課で一番の成績を上げている方が、月間20件の契約を取っていました。
私に与えられた目標数は10件でした。
営業の初心者に始めから10件という数字はとてつもなく重くプレッシャーを感じました。
1日契約を1つも取れずに会社に戻ると、1日分の会社のコストをどぶに捨てたようなものだと罵倒される日もあれば、1ヶ月間何を学んできたのと言われる日もありました。
そんなとある日にようやく人生で初の契約を頂くことができました。
私は本当に嬉しくて、契約先の方々にも涙を流しながらお礼を言いました。
会社に契約が取れた事を報告すると、「残り契約9件間に合うの?」と誉められることもなく、契約どんどん取ってこいと言われる始末でした。この時、営業というものは課程ではなく結果しか見ていないのだと感じました。
結局、その月は目標の契約件数に達することが出来ずに、私は同期と一緒に上司から説教を受けました。
そういう月が何ヵ月も続いたある日、私の同期が糸が切れてしまったのか、上司に怒られている最中に、「こんなブラック会社とブラック上司にはうんざりです。辞めます。お世話になりました。」と言って、会社を去りました。
確かに、サービス残業は当たり前で勤務時間も終電前までが当たり前、残業代ももちろん無いというものでした。
私は、こんな会社辞めたいと思い、転職活動をしていました。
私が求める転職条件は、給与水準が年収450万円、ワークライフバランスが取れる完全週休2日制で福利厚生や手当が充実している企業でした。
ブラック会社から転職
私は某転職サイトに登録し、プロフィール等を入力後、仕事先を探しました。何社か希望にマッチングした企業と連絡を取り、面接を受けました。そのうち3社から内定を頂くことができ、その中の1社に転職することになりました。私の転職先はとある某航空会社の職業です。現在は地上業務職として働いています。航空会社は日々目まぐるしく動く日常ですがやりがいもあり、上司や仲間にも恵まれており、とても満足しています。転職んして良かったと心から思えます。今の会社を辞めたいと心に思っている方が居られましたら、転職することを選択肢の1つに入れて頂きたいと思います。きっと自分に合う会社あります。その会社に出会って充実した日々を過ごしていきましょう。