営業の仕事を辞めようとおもったきっかけ
私は30歳の女性で、数年前まで旅行会社での営業職に就いていました。
昔から旅行が好きでその会社に就職したのですが、思っていた以上に営業は大変でした。
私は内定が決まった時に他の部署を希望していましたが、一番嫌だった営業に回されることになってしまいました。
人見知りで、淡々とした作業が好きだったので、そもそも営業には向いていなかったんだと思います。
営業先に行っても明らかに立場は下ですし、相手の機嫌を損ねないようにしなければなりません。
行く先々で何度も頭を下げたり、面倒なことを言われても笑顔で対応するしかありませんでした。
それは仕事をしていれば当たり前のことかもしれませんが、当時働いていた会社の方針が「取引先とトラブルがあった場合は担当が責任をもって処理すること」とあったので、大変でした。
中には私一人ではどうしようもないこともあり、上司を出せと言われることもありました。
しかし方針があるからと上司はなかなか出てはくれず、相手先からは「上司をだせ」と、上司からは「自分で処理を」と言われ困ることもありました。
取引先から明らかに無理難題を言われ、断ると怒り、上司は知らん顔なので毎日ため息ばかりでした。
そして決定的となったのが、取引先の部長からの連絡です。
私はいつも笑顔で乗り切ろうとして頑張っていたのですが、そんな私を気に入ったようで、頻繁に会社に呼び出されるようになりました。
いざ行ってみると、ほとんど仕事の内容ではなくただの「お喋り相手」としてです。
しかし行くことを断ることもできず、完全に仕事ではないわけでもないので大変でした。
実際に契約もしてくれるので、断ることもできません。
電話で済むような要件で頻繁に呼ばれ、それがあまりに頻繁なので嫌気がさして辞めることにしました。
転職に成功したその後
私は淡々とした作業が好きだったことや、同期の経理をしていた人から話を聞き、経理をしたいと思うようになりました。
何より毎日困った取引先からの連絡を受けなくても良くなるので、早く転職したかったのです。
そして有給を取り、転職活動と始めました。
まずはインターネットから検索し、いくつかピックアップをしました。
前回はそれなりに大きな会社だったので部署もたくさんあり、希望した部署にはいけなかったことから、今回は小規模な会社を選びました。
そして2社に絞り面接へ行き、嬉しいことに2社から内定の返事をいただくことができました。
こうして経理として働いていますが、本当に転職して良かったと思います。
黙々と自分の仕事をこなすのが好きな私には向いていますし、自分のペースで仕事をすることができます。
決算月は残業も多く、パソコンばかり見ているので目が疲れてしまいますが、営業での疲れよりもよっぽど気が楽です。
前職と違い、問題が起きた場合は上司が率先して処理をしようとしてくれますし、仕事での指示も分かりやすいです。
もっと早く転職しておけば良かったと思うくらいに毎日が充実しています。